胃腸の強さはQOLに直結する
多分。
体よわよわブログと化しているがモブなんてのはそんなものだ。
主人公達にできる事ができない。肉体的に。
君も努力すればできるようになるよ!
キラキラした主人公達はそう言うが、蛙は空を飛べないし、モグラは食い続けてなければ死ぬのだ。
重い障害を抱えている訳でもなければ難病を患っているわけでもないけれど、ただただ体が弱い。
運動すればいいんだよ? うるっせーよ出来たらしてるわ食事療法もとっくに試したわ。
無理なもんは無理なのである。医者が対処する程のものではなく、かと言って健康体とは程遠い、そんな狭間にいる。
そんな狭間にいるので私は胃腸が悪い。365日24時間悪い。お腹が空いているような胃が張っているような状態が繰り返され、漠然とした吐き気が停滞し、常に腹部に圧迫感と不快感を抱えている。
この程度では医者は胃薬出して終わりだ。それを知っているからどうにもならん。
ただ生きるために消化に優しそうな食べ物を選び、詰め込み、元気なふりをして労働をする。労働は悪。
朝目覚めた時から湧き上がる吐き気。寝ようと横になると増す腹部の圧迫感。胃の気持ち悪さで目覚める真夜中。
それらがなければどれほどにQOLが上がるやら。私はそんな夢想をしてやまない。
胃腸の強さはQOLの向上に直結する。きっと。健康体であれば気づかないかもしれない。でも体よわよわ族のモブから見れば、胃腸の強さとはQOLの高さなのだ。間違いなく。
歯を食いしばらず生きていきたい
物理的に。
噛み締め呑気症候群、というのの存在を知ったのは、社会に出て爆裂に胃腸が悪化したからだ。
誰かが歌っていた。日本人は胃腸が弱い。私も例にもれず胃腸が弱い日本人だった。
ちっちゃな頃から病弱で、15で自傷も覚えたような子供だ。人並みの半分ほどしか食事が食べられず、外食となれば数回に一回は下す虚弱な胃腸。生きるの向いてない。
大人になるにつれマシになるか?と思ったが、社会に出てむしろ悪化した。
多少食べられる量は増えたけど、やたらと胃が張って気持ち悪くなることが増えた。ガスがめちゃくちゃたまってるな、という感じだ。
そんなに芋食べてるわけでもないけどなー、と思って調べた時、出てきたのが噛み締め呑気症候群だった。
知ってた?人間って平常時には上下の奥歯って触れ合ってないのが普通なんですって奥さん。あらご存知。そうなの〜やだぁ〜私全然知らなくて。困っちゃうわもう。
知らなかった。マジで。そういうのもっと早い段階から教えて欲しい。正しい歩き方とか顎の位置とか全部教えといてくれ。
詳しい理屈は専門家に任せるが、歯をかみしめてる・食いしばってると唾を飲んじゃって、胃に空気が溜まっちゃうらしい。マジかよ。
もしかして私のもそれなのかなぁとなるべく噛み締めないようにしているが、私の噛み締めは年季が違う。
まだ学生の身分の頃、虫歯を削って被せたレジン(インレーじゃなくても行ける程度の削り具合だったのだ)を割ったのが私の噛み締め力だ。
あれはびっくりした。ある日いきなりバキャって割れた。パニクって歯医者に駆け込んだら
「被せものだけ割れてて良かったね〜たまに歯も一緒に巻き込んで割っちゃうからね〜そうなったら抜歯だったよ〜」
とか死ぬほど怖いことを呑気に言われた。以来私はインレー択一。
話がそれた。
まぁそんな噛み締めマンなので、気づくとガッツリ噛み締めている。今も噛み締めてた。息も飲んでた。言ってるそばから、という言葉が今以上に相応しいタイミングもそうそうあるまい。
歯を食いしばらず生きていきたい。物理的に。今もめちゃくちゃ胃が張ってて辛いので、気を紛らわすのにこのブログを書いているのだ。
人間、楽に生きられるならそれに越したことなんてありゃしない。本当に。
体力をつけるための体がない
服を買いに行く服がない。
とは最早使い古された文句であるが、言い得て妙だ。
もし仮にだ。ボロボロシワシワの英字プリントTシャツと、なんか無駄に変なとこにチャック付いた黒っぽい謎パンツしか手元になかったとしたら、私も服を買いに行くのを躊躇する。
今はほら!通販がな!あるからな!文明を頼っていこう!と、服ならばそうなる。めちゃくちゃいい時代だ。技術発展万歳。早く非物質文明を迎えてくれ。
だが、体力をつける体がない。これはインターネットではどうにもならない。
まだ非物質文明ではないので物理的肉体は存在するのだが(早く肉体不要の世界になれ)体力がつかないのだ。
まず食事に難がある。食べると爆速で心臓が駆け出す。おいおいそんなに焦ったって食事は逃げないぜ、とか気の利いたことを言ってやりたいが苦しいので無理。
起き上がったり立ち上がったりすることにも難がある。起き上がった瞬間爆速で心臓が略。
風呂にも難があり、風呂に入って数分すると爆速で略。
何なら電車乗ってると何かのタイミングで急に略。
横になればマシなのだが、そんな時でさえ心臓が時々テンションを上げてくる。
いやそれだけならいいのだが、まぁ普通に異常な状態なので、息苦しかったり吐き気がしたり胃腸が妙な働きをしたりまぁ総合的に弱い。体が。
でも健康診断は引っかからないんだな〜わっかんねぇな〜人間!
体力をつけるために運動しましょう!とか言われても運動できる体ではない。
日常生活騙し騙しするのがやっとなのに、ランニングなんてしたら胃の内容物をぶちまけること間違いなしだ。
体力をつけられる体がない場合、どうしたらいいんだ。瞑想か?
早く人間を電子データ化して肉体を超越してくれ、文明。
一人暮らしは23区に住め
私はモブだ。
主人公ではないので、体調をぶっ壊した時に駆け付けてくれる幼馴染も悪友もお隣のお姉さんもえっちな大家さんもいない。
天涯孤独、というほどではないにせよ、人間関係の構築が人間向いてないレベルに下手なので、一人暮らしで熱出しました、となるとマジで救急車呼ぶか自力で医者に這うかを、神に祈りながらグラグラ煮え立つ頭で天秤にかけるわけだ。
車を出してくれる友人?親族?いねーわばーーーーか。いたとしても申し訳なくて頼めねーーわばーーーーーか。
熱っぽいな?と思ったのは、夕方手前、職場での事だった。ざわっと肌が粟立つ感覚、というのか。人それを悪寒という。
熱が出た時に肌が痛くなるタイプなのだが、軽く服が掠めただけでくっそ痛くてこれやべーな?と思ったのは定時一時間前。
これくらいなら…で耐えちゃうのが最悪な所で、その日の業務を終えて医者に寄ろうとするも近所の医者は軒並み営業終了。
関節が痛み始め、視界がフラフラする。歩いてると足がぬかるみに取られたような感じになる。
あ、これインフルでは?と思いながら帰宅し、今晩をやり過ごして病院に行こう……と眠りにつくも、全身の痛みのあまり目覚める23時。
救急車…いや……その前に相談窓口……まて…タクシー呼んで……いや呼んでどこ運んで貰うんだ…この辺の夜間診療……むり……調べるだけで頭グルグル…………ふぇ…………。
あわやこのまま死ぬか?みたいなテンションの時、不意に思い出したのがファストドクターの存在だった。
詳しくはググって欲しいのだが、そこそこ値段がする代わり、電話一本で自宅まで医師が来てくれて、処方薬もくれ、クレカ払いオッケーな神サービス。
私が調べたときには23区内なら待ち時間なし速攻対応オッケー!となっており、起き上がることも無理ゲーと化しつつあった私は急患じゃなくてもオッケーなのかな…と不安になりながら電話をした。
電話では簡単な問診を受け(病状とか既往歴とかそういうやつである)インフルの検査すると大体おいくら万円ですが良いですか?と丁寧な確認もしてもらえた。
もうなんでもいいので楽にしてくれ…!とハイハイ返事を繰り返し、約30分。
チャイムが鳴り、まじで白衣の神が部屋に来た。何だこのサイコーのサービス?
部屋をかたす余力のない私の荒れた私室に言及もなく、テキパキ検査して熱計ってと診察をすすめる神。はい、A型インフルでした。クソ。
イナビルやカロナール等をサクサクっと処方され、ASUSの端末に保険証読み込ませ、サクッとクレジット会計。約15k(交通費、深夜加算、処方薬全て込み。これが世間的に高いのかは知らんが私は救われた)
解熱剤のお陰でなんとか睡眠が取れ、2日ほど寝込み、元気になって暇になってきたのでこのブログを手慰みに書いている。
このファストドクターとかいうサイコーのサービスだが、今のところ23区でしか受けられないっぽい。
私のような一人暮らしもさることながら、様々な事情から医者に行くまでが一大事な人は山のようにいると思うので、是非全国に行き届いて欲しい。
っていうかインフルエンザなんかの感染症持って待合室にたむろする事が最早バイオテロだと思うし、国がもっと助成して往診気軽に出来るようにしたほうがよくない?
タクシー使わなかったことで運転手さんに移す懸念もなかったし、待ってる間はベッドで寝てればオッケーだし、もっと普及して良いのでは??
まぁスケール感のでかい話はさてもおき。
何かあった時に助けを求める先がない一人暮らしにとって、こんなにありがたいサービスもそうあるまい。
今のところは23区でしか受けられないようだし、一人暮らしよ、23区に住め。40℃の熱が出ると、人間、マジで何もできなくなるからな。
あと食欲回復したけど歩き回るのはちょっと無理って時もマジで出前に困らなくて最高だぞ(バーミヤンのおかゆを食べる絵文字)